Kali Linux 1.0をコンソールモードで起動するようにする

ペネトレーション用LinuxディストリビューションKali Linuxは、デフォルトではGUIで起動する。 しかし、仮想マシン上で動かす場合などではGUIは重く、前身のBackTrackのように最初はまずコンソールモードで起動し、必要に応じてGUIを立ち上げるようにしたい。

/etc/inittabを見ると、デフォルトのランレベルは2になっている。

# less /etc/inittab

# The default runlevel.
id:2:initdefault:

sysv-rc-confでランレベル2での自動起動設定を確認すると、ディスプレイマネージャのgdm3が起動するようになっている。

# sysv-rc-conf --list | grep '2:on'
gdm3         0:off      1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

ランレベル2ではgdm3を起動しないようにし、再起動するとコンソールモードで起動するようになる。

# sysv-rc-conf gdm3 off
# sysv-rc-conf --list | grep gdm3
gdm3         0:off      1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off
# reboot

手動でGUIを立ち上げるには、直接gdm3を実行すればよい。

# gdm3

好みに応じて、startxで起動するようにシンボリックリンクを張ってもよい。

# ln -s /usr/sbin/gdm3 /usr/bin/startx
# startx

GUIを起動した後、コンソールモードに戻るにはCTRL+ALT+F1を押す。

おまけ

CUIからSSHサーバを立ち上げるには、次のようにする。

# service ssh start

boot時にSSHサーバが自動起動するようにするには、次のようにする(どういうわけかsysv-rc-confではうまくいかない)。

# update-rc.d ssh enable