レンタルビデオ店に行く代わりにしたい、PCのサブディスプレイを活用したいという理由で定額動画配信サービスをいろいろ試した結果のメモ(2016年3月時点)。
提携関係
各サービスの会員規模および提携関係については、次の記事が参考になる。
Netflixはフジテレビ系、Huluは日本テレビ系、dTVはavex系という印象。
コンテンツの傾向
Netflixはドラマに強い。特筆すべきコンテンツはNetflix独自制作のドラマ系。海外ドラマが多いが、国内であれば「テラスハウス」や「アンダーウェア」などフジテレビ制作のドラマがある。 Huluは映画、国内バラエティに強い。特筆すべきコンテンツはお笑い、アイドル系。また、期間限定での配信が多く、コンテンツの入れ替わりが多い。 dTVは映画を中心にバランスがよい。特筆すべきコンテンツは音楽ライブ動画とカラオケ映像。アニメに関してはdアニメストアとして月400円の別サービスになっている。 U-NEXTはこの中では唯一アダルトがある。付与されるポイントによるレンタルで最新作の試聴ができ、最もレンタルビデオ店の感覚に近い。 Amazonプライムビデオは、コンテンツ数が他に比べると少ないが料金体系も合わせて考えると十分といえる。
独自コンテンツの傾向については、次のページも参考になる。
映像品質
Netflix、dTVはわずかではあるが4K動画がある。 Huluはコンテンツ提供元によってはHD非対応の動画もある。 U-NEXT、Amazonプライムビデオは主にHDといった印象。
UI/UX
Netflixは画面がすっきりしており、機械的なリコメンデーションが強い。検索機能も強いが、日本語には弱い。 Huluは人力でのリコメンデーションが強い。 dTVはタグシステムによる分類が特徴的。 U-NEXTはポイント利用による作品があるため、見たいものがあるという印象付けが強い。 Amazonプライムビデオは検索UIがショッピングと同じなため、動画配信サービスとしては異質な印象を受ける。
動画再生技術については、NetflixがHTML5、HuluがFlash、dTV/U-NEXT/AmazonプライムビデオがSilverlightであった。
オフラインダウンロード
Netflix、Huluはなし。 dTV、U-NEXT、Amazonプライムビデオはあり。
料金体系
Netflix、Huluは月1000円。ただし、NetflixはSD画質のみなら月700円。dTVは月500円と割安。 U-NEXTは月2000円で、月ごとに1000円相当のポイントが付与される。 Amazonプライムビデオは動画以外のAmazonプライムサービスも込みで年3900円(月額に直すと325円)。
所感
ドラマが見たいならNetflix、国内バラエティが見たいならHulu、割安でオフラインダウンロードもできるdTV、ポイント制で最新作が見れるU-NEXT、Amazonが便利になるAmazonプライムビデオといった感じ。