tracerouteに時間がかかる原因には、主に次の二つがある。
- DNS逆引きのレスポンス待ち
- ICMP Time Exceededを返さないhopのレスポンス待ち
したがって、DNS逆引きの無効化およびタイムアウト時間の短縮を行えば素早くtracerouteできる。
Windowsの場合
> tracert -d -w 1 example.com
IPv4、IPv6を強制するには、それぞれ-4
、-6
をつける。
Linuxの場合
$ sudo traceroute -I -n -w 1 example.com
Linuxの場合、デフォルトではUDPパケットが使われるが、環境によってはファイアウォールなどで遮断されている可能性がある。
ICMPパケットを使うには-I
をつける。ただし、これにはroot権限が必要になる。
IPv4、IPv6を強制するには、それぞれ-4
、-6
をつける。
また、-q 1
をつけることでhopごとに送信するリクエスト数をデフォルトの3から1に変更することもできる。