「VirtualBoxにKali Linux 1.0.6をインストールする」の2.0版。
仮想マシンを作成する
仮想マシンを作成し、仮想マシン設定の「システム」→「プロセッサー」から「PAE/NXを有効化」にチェックを入れておく。 さらに、ホストOSからゲストOSへの通信を行えるように、「ネットワーク」からホストオンリーアダプタのインタフェースを新たに一つ追加する。
設定が終わったら、ISOイメージをマウントして起動し、メニューから「Install」を選択してインストールする。
コンソールモードで起動するようにする
起動のたびにGUIが立ち上がると重いため、デフォルトターゲットをgraphicalからmulti-userに変更する。
# systemctl set-default multi-user.target
必要に応じてGUIに切り替えられるように、次のようにしてstartxコマンドを作っておくと便利。
# vi /usr/bin/startx systemctl isolate graphical.target # chmod +x /usr/bin/startx
NetworkManagerが自動起動しないようにする
ネットワークの設定は直接/etc/network/interfaces
を編集して行いたいので、NetworkManagerを起動しないようにする。
# systemctl disable NetworkManager.service
ホストオンリーアダプタのNICにStatic IPを振る
/etc/network/interfaces
を編集し、次のようにネットワーク設定を行う。
# vi /etc/network/interfaces auto eth0 iface eth0 inet dhcp auto eth1 iface eth1 inet static address 192.168.56.4 netmask 255.255.255.0 # systemctl restart networking.service
一般ユーザを作る
必要に応じて、sudo権限を持った一般ユーザを作る。
# useradd -G sudo -s /bin/bash -m user # passwd user
sshdが自動起動するようにする
ホストOSからSSHでログインするため、sshdが自動起動するようにする。 また、設定でDNSによるクライアントの名前解決を無効にしておく。
# systemctl enable ssh.socket # vi /etc/ssh/sshd_config UseDNS no